個人事業主の経理・会計

本業でも副業でも、ビジネスを始めたらビジネスのメイン業務だけをやっていればいいというわけではありません。

会社であれば、役割分担がされており、営業・経理・人事・総務など、担当部署がそれぞれタスクを処理してくれますが、個人事業主は、基本的には一人で(もしくは数人で)行わなければなりません。

その中でも、ビジネス開始直後から行わなければならないのが【経理】です。

しかし、

  • 数字を見るだけで嫌だ
  • 確定申告前になんとかする
  • 領収書だけ取っておけばオッケーでしょ?

という方が多いと思います。

個人事業の経理は、確かに会社の経理よりは難しくはない(というか処理することが少ない)ですが、確定申告前に一気にやって済むくらい簡単なものではありません。

そもそも、日々の中で経理の仕事を怠るということは、事業の見通しを立てられないことにもなりますし、損をすることだってあります。

そこで、この記事では、

  • 個人事業主がビジネスを始めるときの経理はどうしたらいいのか?
  • もうビジネスを始めてるけど経理をちゃんとするにはどうしたらいいのか?

について書いていきます。

経理・会計

早速ですが、経理と会計とは何が違うんでしょうか?

【経理】とは日々のお金の流れを記録、管理し、帳簿を付けたりすること

【会計】とは事業のお金の流れを管理し、記録、把握すること

らしいですが、個人事業主としてはほぼ同義と捉えていいでしょう。

何のためにするのか?

最終目的は【決算書】を作ることです。

決算書を作ることは、

  • 自分のビジネスが儲かってのかが分かる
  • 何か無駄遣いはしていないかなどが分かる
  • 今後銀行に借入等を考えている時も対外的な証明になる
  • 確定申告に提出する

など、ビジネスをする上で欠かせないものです。

何をするのか?

一言で言うと【帳簿記入】です。

よく聞く【簿記】ってやつですね。

別の記事でお話ししましたが、これからビジネスを行っていくのであれば、

【青色申告】で【複式簿記】で申告をしましょうということでした。

実は簿記には【複式簿記】と【単式簿記(簡易簿記)】の2種類があり、

【青色申告】であっても、【単式簿記(簡易簿記)】で申告することは可能なんです。

しかし、【青色申告】のメリットである【最大65万円の控除】を受けることはできません。

控除とは、簡単にいうと【税金のかかる所得金額を少なかったことにしてくれる】ってことです。

つまり、税金の支払額が大幅に変わってきます。

どれくらい変わるのかというと、

年間所得が200万だと約10万、800万だと約20万も節税効果があります。

更に、青色申告をすると、もし赤字の年があっても赤字分を翌年以降に繰り越すことができるなど

本当にお得なことがいっぱいなのです。

じゃあなぜ全員が複式簿記にしないのか?

結論から言うと、複式簿記のデメリットは「めんどくささ」のみです。

簡単に【複式簿記】と【単式簿記】の違いを見てみましょう。

例)本日は20XX年7月7日である
①本日開店前に現金は10,000円あった
②ミカンを500円分を仕入れ、代金は現金で支払った
③仕入れたミカン500円分を1000円で売り、代金は現金でもらった
④水道代を5,000円現金で支払った 

というお金の動きがあったとします。

【単式簿記(簡易簿記)】

日付摘要収入支出残高
7月7日繰越10,000
仕入5009,500
売上1,00010,500
水道光熱費5,0005,500

【複式簿記】

【仕訳帳】日付借方
科目
借方
金額
貸方
科目
貸方
金額
摘要
7月7日仕入500現金500●●商店から
現金1,000売上1,000▲▲カフェへ
水道光熱費5,000現金5,000
【総勘定元帳
(現金)】
日付摘要借方貸方残高
7月7日繰越10,000
仕入5009,500
売上1,00010,500
水道光熱費5,0005,500

という感じになります。

【単式簿記(簡易簿記)】は家計簿やおこづかい帳とほとんど変わりません。
お金が減ったり増えたりしたら記入していく感じですね。

一方、【複式簿記】では、
「現金」が減ったり増えたりした時に同時に起こった現象も記入していくんですね。

これが「仕訳」という行為で、簿記の基本となります。

確かに理解するまでは少し難しく感じるかもしれませんが、

個人事業の範囲であれば【日商簿記3級】程度の知識があれば可能です。

今後は仕訳の仕方を見ていきましょう。

ご不明点やご相談はoffice NIJICOまでお気軽にご連絡ください

複式簿記について

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