ヨガとの出会い

僕がヨガと出会ったのは12年ほど前になります。

当時僕は劇団に所属していて、舞台俳優をしていました。

とはいえ、売れない役者ですので、アルバイトをしながらの生活です。

その頃に参加した他の劇団さんのワークショップにてヨガに出会いました。

その劇団さんでは、ヨガを芝居の前にするウォーミングアップの一環として取り入れてらっしゃったのですが、

僕は単なるウォーミングアップとしてだけでなく、ヨガの魅力に引き込まれました。

すぐに家の近くのヨガスタジオに入会しようとしたのですが、

その頃はまだ今ほどヨガはメジャーなものではなく、三浦にはヨガスタジオはありません。

横浜まで通うことにしました。

通い始めると、僕はすぐに自分の感じたことは正解だったと思いました。

当時は(今でもそうかもしれませんが)

ヨガ=単なるストレッチ・フィットネス

というのが一般的なイメージでしたが、

ヨガはそれだけに留まりません。

もちろん結果的にポーズを取ることで、身体の各所がストレッチされ可動域が徐々に広がったり、

適度な汗をかいて、いつも使わない筋肉を使って筋力低下を防ぐこともできます。

しかし、ヨガの根元には「自分とつながる」という大きなテーマがあります。

その頃の僕は、芝居の稽古とアルバイトに遠くまで通っていて、始発で出発し、終電で帰ることがほぼ毎日。というような生活をしており、

生きることに必死で自分のことを顧みるような時間はほとんどありませんでした。

ヨガを始めたことで、自分のことを見つめ直すことができたのです。

例えば、ヨガのレッスン中には静かに座り、呼吸をし、その呼吸だけに集中するといった場面があります。

今でいうマインドフルネスです。

日常生活の中で、「眠ってしまわずに、呼吸をし、静かに今の自分の状況を観察する」ということはなかなかに困難ですが、ヨガの最中にはほとんどこの状況が生まれます。

冷静に自分を観察する習慣がつくことで

  • 自分の心の癖(どういう時にイライラする)
  • 今の自分の体調(今日はなんだか身体が重い)
  • なんとなく続けている悪癖(食べ過ぎ・深酒)

などと向き合うことができます。

その結果、食べ過ぎることが減ったり、健康的な体格・体型になったりすることが多いのです。

少し前は【ヨガ=宗教的】と感じる方も多かったと思いますが、

現代日本人は自分を顧みたり、瞑想をするような機会があまりないので、そういったイメージがついたのではないか、と思います。

しかし、実際は先述したようにヨガの「自分とつながる」という作業は超科学的・現実的に「今の自分を観察する」作業なのです。

最近は大企業がマインドフルネスを社内に取り入れることが増えてきたので周知されつつあると思います。

僕はヨガを生活に取り入れたことですごく生活が快適になりました。

年齢や性別関係なく始められるのもヨガの魅力だと思います。

みなさんも是非ヨガを生活に取り入れて、快適な生活を送りましょう!

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